『情報ライブ ミヤネ屋』で特集「“血液はウソをつかない”がん、うつ病など体のSOSがわかる血液検査とは?」を観た。
大体、こんなことを言っていた。
最新の血液検査といえば、妊婦の血液を調べるだけでダウン症などの染色体異常が99%の確率で分かるという。新たなる出生前診断が可能に。
昭和大学病院の映像が出てきた。
国内2つの病院で導入されていることが分かりました。
体重のおよそ7~8%を占め、体中をかけ巡る血液は、体の異常を知る貴重な情報源。その血液を調べれば、体が発信するSOSにいち早く気づくことができ、病院の診断や治療効果の判定に有効とされています。
「血液検査」とは・・・
採血1回で 10ml → 数十項目の検査が可能、可能な検査項目
2000種類以上
渡邊先生、「最近では血液検査をすることによって『がん』や『うつ状態』などを診断の補助に使うことができるので、かなり有用な検査といえます」
検査項目一覧
渡邊先生、「一般に使われている項目だけで200~300種類あります。この中から何を調べるか。例えば腎臓とか、糖尿とか、肝臓とか。肝臓といっても、たくさん項目があります」
特集解説者、「実は法定で10項目あります。それがカテゴリーで『貧血検査』『血糖検査』『血中脂質検査』『肝機能検査』の4つに分かれます」
●貧血検査
赤血球数
ヘモグロビン濃度・・・異常 [低]
貧血、大腸がん [高]
多血症
●血糖検査
空腹時血糖
HbA1c・・・異常 [低] インスリン産生腫瘍 [高]糖尿病
●血中脂質検査
HDLコレステロール(善玉)・・・異常 [低]
動脈硬化、高血圧症など
LDLコレステロール(悪玉)・・・異常 [高]
動脈硬化、高血圧症など
●肝機能検査
AST(GOT)・・・異常 [高] 急性・慢性肝炎、肝硬変、心筋梗塞、肝臓がん
ALT(GPT)・・・異常 [高] 急性・慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝
γ-GTP ・・・異常 [高]
アルコール性肝障害、脂肪肝、胆石症
うつ病にも「血液検査」を導入
従来・・・問診のみ
最近・・・問診 + 血液検査
→ 血液中のホルモンであるACTHやコルチゾールの数値が高ければ、うつ病の疑いあり
渡邊先生、「うつ病と思っていても、甲状腺機能低下症であったりとか、ホルモンの分泌がおかしくなっている可能性があります。特にうつ病の場合、うつ病が慢性化してくると、脳の海馬が障害を受けて、ホルモンバランスが崩れる結果として、ホルモン異常が起きる場合があります。大体、半分の例で見つかっています」
早期発見の可能性あり
●従来のがん検診
肺がん 胸部X線検査
血液検査(腫瘍マーカー) CEA、AFP、CA19-9、PSA
→ 「がん」が体内にできた時に血液中などに生成されるたんぱく質・酵素・ホルモンを測定
腫瘍マーカーでわかる「がん」
主な種類 対象となる病気
--------------------------
SCC、SLX、NSE 肺がん
PIVKA-Ⅱ 肝臓がん
BCA225 乳がん
数値が高い場合は早急に病院で精密検査を!
話題の新がん検診 血液検査法(AICS)とは
採血 5ml
→ 冷蔵保存 → アミノ酸濃度分析 →
計算処理 → 6種のがんリスク診断
「AICS」は体力的に負担を軽減しつつ、がんのリスクを予測することが可能。アミノ酸濃度を分析することで、6種のがんリスク診断する。
三井記念病院総合健診センター(所長
山門實)では去年の9月にAICSを導入。費用として18900円(税込)保険は適用外。