具体的な対策、体質改善には大きく分けて【3段階】あります。
 
第1段階【血流の改善】【自律神経系の安定化】をはかり、体内の代謝を活性化する。
 
     * 子宮への「血液流入」の促進 ~ 暖かい環境作り
 
第2段階安定した生理機能に不可欠となる【必須栄養素群】の摂取。ホルモン分泌の安定化。
 
     * 子宮への「栄養素供給」 ~ 肥えた土壌(子宮内膜)作り
 
第3段階生理各周期《月経期》《卵胞期》《排卵期》《黄体期》それぞれの働きを安定化。
      (基礎体温上の「低温期」と「高温期」を更に安定化させることが目的です。)
 
     * 子宮内活性のバランスをはかる ~ いよいよ「最終段階」の環境整備
        ご存知のようにそれぞれの周期は異なる重要な役割を担っています。






ご存知ですか?
 
          女性の生理周期

               “期ごとの子宮内環境と働き”

月経期
 
「月経期」とは必要の無くなった子宮粘膜や古い血液を体外に排出する大掃除の期間です。
この大掃除が十分に行われなければ、新しい良い状態の子宮粘膜は形成されないといわれていますので、とても大切な作業なのです。

 
「月経期間が短い」や「経血量が少ない」などの状態は、「古い老廃物が残っている」「新しい子宮粘膜が十分に形成されない」という事を示しているといえます。

 
 
卵胞期
 
「卵胞期」は体温を低い状態に維持し、無駄なエネルギーは消費せず、エネルギーを高温期に向けて蓄積する期間です。
月経期で減った血液の量を回復する「充電期間」でもあります。

 
ただし、卵胞をすくすくと育てる時期でもありますので体温が低すぎても良くないといわれています。
また「低温期体温にバラツキがある」「低温期なのに体温が高い」などは無駄にエネルギーを消費していることを意味します。
デリケートな時期ですね。

 
 
排卵期
 
「排卵期」は蓄積されたエネルギーがピークに達し、一気に爆発させて子宮内を活発に働かせる期間です。
体温が「低温期」から「高温期」へと移行する重要な転換期となります。

 
この転換は「すばやく!」なければいけません。
「3~4日かけてだらだら上昇する」や「上昇と下降を繰り返す」などは子宮内の効率良い活性を邪魔する要因になりかねません。

 
 
黄体期
 
「黄体期」は体温は高くなり暖かい環境となります。
暖かい環境を維持することで受精卵は十分なエネルギーや栄養を取り込みながら育っていくといわれています。
やはり生命を育むためには「暖かい」そして「柔らかい」ベッドのような子宮内膜が必要なのでしょうね。

 
「高温期の体温が低い」や「高温期が短い」などは受精卵や子宮粘膜の発育不良の原因となります。
この状態は子宮内の「栄養不足」や「エネルギー不足」を意味します。

 
 
 
各周期の働きの低下は検査では確認できないため、大半の方が「特に問題はない」との診断を受けます。
しかしながら、しっかりと“原因はある”と思うのです。


上記のように生理の各周期(月経期・卵胞期・排卵期・黄体期)はそれぞれ体内での働きが異なるため、期ごとに服用する漢方薬は異なるのこともあります。
月経期用の漢方薬】【卵胞期用の漢方薬】【排卵期用の漢方薬】【黄体期用の漢方薬】それぞれに漢方薬を飲み分ける「漢方周期療法」が不妊体質改善の最終段階です。
 
以上が、具体的な段階別の対策です。どの段階から始めることができるのかを見極めることが重要です。
 
まとめますと、妊娠するには以下のことを東洋医学的に考えていくといいと思います。
 
  1.体温を高め、代謝と女性ホルモンの分泌をよくする。
  2.血行を良くし、解毒力を高め、余分な水分や便、化学薬品を排出する。
  3.余分な化学薬品を摂取せず、貧血を改善し、栄養バランスのとれた食品をとる。
  4.女性の周期を考え、ホルモンバランスを保てるようにする。
  5.必要であれば西洋医学的治療との併用を考える。
  6.子宮筋腫や子宮のトラブルがあれば対策することも考える。

 
妊娠するには上記の6つを、同時に行うか、足りない所を補うことが不可欠だと考えています。 
そしてその結果、多くの「うれしいご報告」も頂いています。


 

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